ラストノートとは? 香水の最後に残る香りと選び方
皆さんこんにちは。MARIEJEANNEの望月です。
香水を選ぶとき、皆さまはどんな基準で選ばれますか?
店頭で試した瞬間の香り、
好きな原料が入っているか、
またはボトルのデザイン。
もちろんどれも大切ですが、私が香水を選ぶときに特に大切にしているのが「ラストノート」です。
香水は時間とともに表情を変えながら、
[トップノート]→[ミドルノート]→[ラストノート]へと移り変わっていきます。
(関連記事:香水のノートに関して詳しくはこちら)
その中でもラストノートは、最後まで肌に寄り添い、その人の印象として記憶に残る香り。私は香水の本当の魅力は、このラストノートにあるのではないかと感じています。
肌になじみながら穏やかな印象へと変化していきます。
私はこの時間がとても好きです。時にはこの香り違った。と思うこともありますが、最初に感じた香りとはまた違う表情に出会えたり、「この香り、やっぱ好き!」と改めて感じたり。
そんな時間も、香水を纏う楽しみのひとつだと思っています。
ラストノートとは?
ラストノートにはサンダルウッドやホワイトムスク、ベンゾイン、ウードなど、比較的ゆっくり香る香料が使われることが多く、それぞれ異なる余韻を楽しめます。
香水を選ぶとき、最初の香りに惹かれることは多いですが、私はできるだけ時間を置いてラストノートまで確かめるようにしています。香りは時間とともにその表情を変化させ、トップ、ミドル、そしてラストノートへと移ろいながら私たちの感性を楽しませてくれます。
その中でも「ラストノート」とは、香りを纏ってから数時間が経過した頃、最後にふんわりと立ち上がる香りのこと。肌のぬくもりと溶け合うようにゆっくりと落ち着き、その人自身の印象を形作るような穏やかな余韻を届けてくれます。
その変化を楽しみながら、最後にどんな余韻が残るのかを感じる時間も、香水の魅力のひとつだと思っています。
日本で愛されるラストノート
実際にマリージャンヌをご愛用いただいているお客様からも、このようなお声をいただいています。
「ウッドの香りが気持ちを落ち着かせてくれます。まるでヒノキの香る旅館にいるような香り。」
「香りが強すぎず、どこか懐かしさのある優しい香り。男女問わず使えそうです。」
※お客様のレビューより(一部表現を調整)
このようなお声からも、日本では石鹸のような清潔感や、木の温もりを感じる穏やかな香りが、多くの方に愛されていることがうかがえます。
日々お客様とお話をしていても、ホワイトムスクやサンダルウッドのように、柔らかく肌になじみ、強く主張しすぎないラストノートを好まれる方が多いように感じます。香りがそっと寄り添い、その人自身の魅力を自然に引き立ててくれることが、日本で長く愛される理由なのかもしれません。
マリージャンヌにも、そんな美しいラストノートを持つ香りが数多くあります。その中から最近私が好きなラストノートを持つ香りを紹介します。
Léon(レオン)- 清潔感というラストノート
レオンのラストノートを支えるのは、ホワイトムスクとサンダルウッド。
爽やかなシトラスから始まり、時間とともに柔らかな温もりへと変化していきます。清潔感がありながらも親しみやすく、思わずもう一度会いたくなるような余韻を感じさせてくれます。
Elisa(エリザ)- やさしさというラストノート
エリザのラストノートは、オーガニックサンダルウッド、ベンゾイン、ホワイトムスク。
温かみのある木の香りと、ほのかな甘さがゆっくりと肌に溶け込みます。肌の上でゆっくりと広がるその香りは、まるで上質なカシミヤを纏っているような心地よさ。
私はエリザを纏うたびに、「やさしさって香りで表現できるんだ」と感じます。 強く主張するのではなく、その人の魅力に自然と寄り添うラストノートです。
Tonka Lavande(トンカ ラベンダー)- 甘さと落ち着きを残すラストノート
ラベンダーの爽やかさから始まり、時間とともにトンカビーンの柔らかな甘さが広がります。そこにベチバーの落ち着きが加わることで、甘いだけでは終わらない奥行きのある香りへ。
ふとした瞬間に思い出したくなるような、記憶に残るラストノートです。
Au Pied du Rosier(ロジエ)- 忘れられない余韻というラストノート
個性的なトップノートから始まるこの香りは、時間とともに表情を変え、やがてサンダルウッド、ウード、ラブダナムによる深く温かな余韻へと移り変わります。
最初の印象とはまた違う落ち着きと奥行きが現れ、香りを纏う時間そのものを楽しませてくれるように感じます。
時間が経つほどに深まるそのラストノートは、まるで物語の最後のページを閉じたあとも心に残り続ける余韻のよう。個性のある香りがお好きな方や、印象に残る香りをお探しの方に、ぜひ一度試していただきたい香りです。
お店でラストノートを楽しむために
ラストノートは、香水を纏ってから少し時間が経つことで、その魅力が少しずつ現れてきます。そのため、お店で香水を試すときは、ぜひムエットだけでなく、気になる香りを手首や腕につけてみてください。
すぐに決めず、店内を見て回ったり、お買い物を楽しんだりしながら、20〜30分ほど過ごしてみるのもおすすめです。
時間が経つにつれて、「最初に好きだと思った香り」と「最後まで心地よく感じる香り」が変わることもあります。
私自身も、お店で香水を選ぶときは、最初の印象だけではなく、ラストノートまで楽しんでから選ぶようにしています。
香水は、時間とともに表情を変えるもの。
ぜひ、その移ろいまで含めて、お気に入りの一本を見つけてみてください。
香水のギフト選びにも、ラストノートという考え方
香水をギフトに選ぶのは難しい。そう感じる方も多いのではないでしょうか。
確かに、好きな香りは人それぞれです。だからこそ私は、ギフトを選ぶときも「どんなラストノートがその人らしいだろう」と考えることがあります。
◆ 清潔感のある方にはレオン。
◆ やさしく穏やかな雰囲気の方にはエリザ。
◆ あたたかく包み込むような優しさを感じる方には トンカラベンダー。
◆ 個性や存在感を大切にされる方にはロジエ。
香りの好みだけではなく、その人にどんな余韻を纏ってほしいかを想像しながら選ぶ。 そんな香水の贈り方も、私はとても素敵だと思っています。
ギフト選びのヒントについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
最後に、
人との出会いも、香りも、最後に残る余韻があるように思います。
私自身、香水を選ぶときは最初の数分だけではなく、数時間後のラストノートまで楽しむようにしています。
もし次に香水を選ぶ機会があれば、ぜひ最後に残る香りにも注目してみてください。
その“ラストノート”の中に、自分らしさや大切な誰かを思い浮かべるヒントが隠れているかもしれません。
マリージャンヌ 担当:望月
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