マリージャンヌの3つのコレクション:グラースから届く香りの物語
こんにちは!MARIEJEANNEのアリスです。
今回はマリージャンヌの3つのコレクションについてお話ししたいと思います。
フレグランスやキャンドルに、白と緑の異なるラベルがあることにお気づきでしょうか?
私の考えでは、ブランドはほとんどの場合、メインコンセプト、つまりブランドに直接関連するものを強調し、コレクションや製品の背後にある物語を脇に置いてしまいます。
既にご存知かもしれませんが、MARIEJEANNE(マリージャンヌ)は、ジョルジュ・モーベールが手がけるニッチフレグランスブランドです。ニッチフレグランスとして、リリースされるすべての香水の背後には物語があります。マリージャンヌの世界観全体を知っていただくために、コレクションの背後にある物語をお伝えしたいと思います。
マリージャンヌには、それぞれ異なる哲学を持つ3つのコレクションがあります。原料そのものの美しさと純粋性を追求したMatières Premières(マティエール プルミエール)、家族の記憶や受け継がれる想いを香りに込めたHéritage(エリタージュ)、そして自由な感性と芸術的表現を形にしたSignature(シグネチャー)。
それぞれのコレクションが、マリージャンヌの異なる世界観を映し出し、皆さま一人ひとりに寄り添う、特別な香りの旅へと誘います。
マティエール プルミエール:素材の本質を讃える香り

マティエール プルミエール(原料)ラインは、ジョルジュ・モーベールの香水界への深い想いから生まれました。世界の天然原料をリードするロベルテ社で香水業界に携わってきた一家の5代目として、香水の都グラースのジャスミン畑やローズ園に囲まれて育ち、最高級の原料に触れる特別な機会に恵まれていました。この経験が、原料そのものを称えるフレグランスを創りたいという想いに繋がったのです。
これらのフレグランスは、過度な演出や複雑な技巧に頼るのではなく、自然がもつ本来の美しさを引き出し、職人技と香水製造への深い敬意によって高められています。
ジョルジュが素晴らしい天然原料を発見したとき、彼は常に「これをどうすれば、できるだけリアルに香水として表現できるだろうか?」と自問します。高名な調香師シドニー・ランセッサーとともに、本当に大切なもの、つまり最も純粋な形の香水そのものに焦点を当てるため、処方をシンプルにしています。
マティエール プルミエールラインは、20〜28%という高濃度の処方で、素材本来の魅力をダイレクトに感じることができる、奥深い香りを楽しめるフレグランスとなっております。
マティエール プルミエールのベストセラー:ベチバー サンタル
Vétiver Santal(ベチバー サンタル)は、マティエール プルミエールラインを代表する香水です。
フレッシュなベチバーとヘーゼルナッツの香りに、ミルキーなサンダルウッドと甘美なベンゾイン、大地の豊かな恵みを感じるパチョリを組み合わせた、エレガントでモダニティなフレグランスです。
ベチバー サンタルの香りとは、どのようなものでしょうか。
シトラスの軽やかさから始まり、木の温もり、土の深みまでしっかり楽しめる香りは、清爽やかさと深みが両立したウッディで、男女問わず自然体のかっこよさを引き出します。最初は透明感のあるシトラス、そこからベチバーとサンダルウッドの森の深呼吸みたいな香りへ。自然に包まれる感覚がクセになるフレグランスです。
エリタージュ:家族の記憶を紡ぐ香り

エリタージュ(遺産)ラインは、ジョルジュ・モーベールの最も親密な創造物です。彼は自身のブランドを、グラースとその豊かな香水の遺産に深く愛着を持っていた祖母の名前、マリー・ジャンヌにちなんで名付けました。このコレクションは、その同じ献身を体現しています。それは、彼を形作った人々、場所、そして思い出への愛の手紙なのです。
それぞれのフレグランスは、ジョルジュの人生に影響を与えた香りから生まれています。ジャスミンとバラで満たされた祖母の庭、祖父が纏っていたオーデコロン、妹の初めての新生児の匂い。
それぞれの香りは、感情、記憶、瞬間を探求しています。単なるフレグランスではなく、思い出との繋がりにしているのです。抽象的な概念にちなんで名付けられた典型的なフレグランスとは異なり、エリタージュラインの香水の名前は実在の人物を讃えており、着用者とブランドの遺産との間に感情的な絆を創り出します。
ジョルジュ・モーベールは、フレグランス以上のもの、つまり彼自身の一部、彼の歴史を共有しているのです。
マリージャンヌの物語の一部となり、グラースの遺産を受け継ぎ、人生を意味あるものにする人々と記憶を讃える招待状なのです。
エリタージュの最新作品とベストセラー:エリザ
Elisa(エリザ)は、晩秋の柔らかな日差しを閉じ込めた、きらめくオードパルファムです。
創設者ジョルジュ・モーベールが最愛の娘に捧げたこの香りは、シトラスのフレッシュさ、グルマンノートの甘美さ、ウッディノートのまろやかさが三位一体となった調和。無邪気な子供時代の躍動感と、喜びのエネルギーを閉じ込めた、一度触れたら忘れられない魅力を放ちます。
エリザの香りとは、どのようなものでしょうか。
糖蜜に漬け込んだような甘やかなベルガモットを核に、柚子とマンダリンの瑞々しさが溶け合います。オーガニックラベンダーとオレンジブロッサムが織りなすフローラルアコードが、太陽のような温もりを添え、パウダリーなホワイトムスクとミルキーなサンダルウッドが、穏やかな余韻を残します。
シグネチャー:香りを纏う芸術作品

シグネチャーラインは、ジョルジュ・モーベールの最も冒険的な創造的ビジョンを表現しています。香水がアートになり、境界が溶け合う場所です。マティエール プルミエールラインの構造化された哲学やエリタージュラインの感情的なノスタルジアとは異なり、シグネチャーエディションは、自発的なインスピレーション、予期せぬ出会い、そして香水そのものを超えたジョルジュの多様な情熱から生まれています。
それぞれの創造には、ユニークな物語があります。日本で紫蘇の葉を発見したこと、待ち望んでいたスニーカーを開封する興奮、文化施設やアーティストとのコラボレーションプロジェクト。これらはフレグランスの形で捉えられた特別な瞬間なのです。アレクシス・ダディエ、カリーヌ・ヴァンション・スペーナー、セルジュ・デ・オリヴェイラといった著名な調香師たちとともに、ジョルジュは完全な創造的自由をもってこれらの創造に取り組み、ラインの慣習や商業的な処方に縛られることはありません。
これらは単なるフレグランスではありません。嗅覚と同じくらい知性と想像力を刺激する、身につけるアート作品なのです。それぞれのボトルは、創造的な声明であり、コレクターズアイテムを表しています。
ジョルジュと彼の調香師たちは、商業的な制約やラインの慣習なしに働き、その結果、経験豊富な香水愛好家でさえも驚かせる、本当に予期しない組み合わせが生まれます。実験的な性質にもかかわらず、すべてのシグネチャーのフレグランスは、プレミアムな天然原料、持続可能な調達、倫理的な生産、そしてグラースにおける職人技へのマリージャンヌの揺るぎないコミットメントを維持しています。
シグネチャーラインは、マリージャンヌの創造的な魂を体現しています。フィルターなし、恐れなし、そして謝罪なく芸術的です。これらのフレグランスは誰にでも向いているわけではなく、それこそが彼らを特別なものにしているのです。これらは、香水が最高のレベルでは、私たちに挑戦し、刺激を与え、そして日常を超えて私たちを運ぶことができる芸術形態であることを理解しているお客様のためのものなのです。
シグネチャーのベストセラー:ローズ シソ
ローズ シソ(Rose Shiso)は、東洋と西洋の出会いを表現したシグネチャーラインの代表作です。
日本に情熱を抱くマリージャンヌの創設者、ジョルジュ・モーベールは、2つの文化の相互相乗効果による愛を象徴する香水を作りたいと考えました。日本の緑の紫蘇の力強い香りが、グラースのローズの美しさと調和し、完璧な植物のハーモニーを生み出します。
ローズ シソの香りとは、どのようなものでしょうか。
このフレグランスは、紫蘇の活気に満ちたアロマティックさが最初に広がり、フローラルであり誘惑させるような甘さを持つローズの香りが、時間をかけて最後に登場し、豪華であり贅沢な香りを広げます。魅力的で、わずかに酸味があり、蝋のような香りも持っています。
アイリスのパウダリーなファセットは、クリーミーなテクスチャーを加え、ローズの花びらのベルベットのような質感も感じられます。サンダルウッドが香りに温かさと癒しの官能性を吹き込み、そしてローズが、より暖かく、蜂蜜のように香り、妖艶です。
あなたに最適なコレクションは?
マリージャンヌの3つのコレクションは、それぞれ異なる想いとニーズに応えます。
原料の純粋性と高濃度を求める方には、マティエール プルミエールを。天然原料の本質を、最もリアルに感じることができます。
日常使いの汎用性と家族の物語を求める方には、エリタージュを。愛する人々への想いが込められた、温かく親しみやすい香りです。
芸術的表現、大胆なコンセプト、限定性を求める方には、シグネチャーを。予期せぬ出会いと創造的な自由から生まれた、唯一無二のフレグランスです。
それぞれのコレクションが、マリージャンヌの異なる側面を表現し、皆さま一人ひとりに最適な香りの旅を提供します。ぜひマリージャンヌのフレグランスを通して、グラースから届く香りの物語をお楽しみください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
マリージャンヌ 担当:アリス
翻訳協力:望月
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