香りをめぐる冒険〜ミモザ編〜
こんにちは!マリージャンヌのアリスです。
冬の南フランスを訪れたことがある人なら、小さな太陽に似た、黄色い小さな花に魅了されたことがあるはずです。道端でも散歩道の端でも、ミモザを無視することはできません。
手なずけるのが難しいアロマを持つミモザが、香水の主役になることはめったにないが、調香師の間では人気が高いです。
ミモザの種類は1000以上あるが、香水に使われるのはウィンターミモザ(アカシア・ディールバタ)と呼ばれるものです。その香りの特徴があまり知られていないこの花について、今日はお話ししたいと思います。

ミモザはどのようにして香水に使われるようになったのか?
歴史的に見ると、冬のミモザのルーツはオーストラリアとタスマニアにあります。公式エンブレムにミモザが使われているのも偶然ではないのです!
ミモザがヨーロッパ大陸に到達するには時間を要しました。19世紀半ばになってようやくフランスのリビエラで植えられました。ミモザは当初、その美しさと冬でも花を咲かせる性質から栽培され、この地方に入植した裕福なイギリス人の別荘の庭を飾りました。
ミモザは、その多彩なアロマのパレットから香水や石鹸作りに人気があり、多くの香水(ミモザウォーターや香水ハンカチ)に使われてきました。
ファッションと同様、香水にも流行があり、ミモザの流行は比較的長かったものの、1990年代以降はトレンドが変わりました。
庭から香水瓶へ
かつて大人気だったミモザの魅惑的な香りは、現在では控えめに使用されています。
ミモザはデリケートな花です。ミモザの花は一度摘むとすぐに色あせてしまうため、収穫したその日のうちに処理しなければなりません。花びらから絶対量が得られる花の大半とは異なり、ミモザのそれは枝から揮発性溶剤を抽出して得られます。1kgのコンクリートを得るには100kgのミモザの小枝が必要で、そのうちの1/4(250g)だけがアブソリュートになります。
アブソリュートの香りは、本来の花の香りとは大きく異なります。ミモザの花がパウダリー、グリーン、アーモンドの香りを放つのに対し、アブソリュートはよりフローラル、華麗、ソーラーなオーラを放ちます。
ミモザの香り
ミモザの香りは微妙で、昼用の香水や軽いフレグランスによく使われます。
香水では、ミモザはしばしばアイリス、ローズ、チュベローズと一緒に使われます。ミモザはアイリスのフローラルでパウダリーな面を強調し、ローズのフローラルでフレッシュな面を補強し、チュベローズのフローラルな香りを和らげます。
ミモザは、パウダリーな面を持つソフトでフローラルな香りを創り出すためによく使わます。キュウリを思わせるウォータリーなグリーンノートがフレッシュさと軽やかさを加え、香水に春らしさを与えます。乾いた麦わらと蜂蜜の香りが感じられることもあり、香りに丸みと温かみを与えます。

アロマテラピーでは、ミモザはストレスや不安を軽減し、幸福感をもたらするために使われます。
そんなストレスフリーで充実感あるひとときを過ごすために、マリージェンヌはミモザをキャンドル「ジャスミン グランディフローラム」に使用しています。
ミモザのパウダリーで蜂蜜のような香りは、ジャスミンのフローラルノートを豊かにし、軽やかさを加えます。
香水であれキャンドルであれ、ミモザの存在は咲き誇る庭園を想起させ、リラックスと幸福を誘います。
ファミリー:フローラル|パウダリー
マリージャンヌ 担当:アリス
翻訳協力:松永
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